2016年2月18日木曜日

先生たちの欲しいもの!

娘がPre-Kに通うようになり、小さなことから大きなことまで
そりゃもう日々いろいろ発見があります。

例えば担任の先生からの連絡は

もちろんメール!

学校お約束の”プリント”ではなく、ほぼ全てメールです。


一方、娘が土曜に通う日本語補習校では、

連絡は必ず”プリント”。
個人的にはペーパーレスのが環境に優しいだけでなく、
先生の仕事も減っていいような気もするんだけど・・・
日本人の親としてはなんとなく紙でもらっておくと
安心、みたいなのがあるのかもしれません。

Pre-Kの担任からのメールには、今月は何について学んでいるか、

とか、面談とか行事のお知らせとか、まあそんなことが
書いてあってここまでは日本の保育園や幼稚園と同じ。

が、ここからが違う。
えーっと、なになに、


Teacher Wish List? 
先生の欲しいものリスト?

ウェットティッシュ

ペーパータオル
ティッシュペーパー
ハンドソープ
ジップロック
プリンターインク
etc....

具体的な備品がずらーっとリストされていて、
別枠にはスナック(おやつ)っていうのもあります。

自分の子供にこれ全部持たせるのかと思いきやそういうわけではなく、
どうやら、クラスにこれらのものを寄付して欲しいということのようです。

なるほど、なるほど〜


予算が限られている公立学校では、教室で使う備品やおやつは

親が用意するのが慣例らしいのです。

何から何まで税金で賄うとなると

あれが出来ない、これが出来ないになるけど、

足りないところは親も協力してね、っていうこの

スタンスいいです。
無理がない。

で、なぜか別紙には、


Sand?


これ、”砂”って意味だよね...?

他になんか意味あったっけ?

室内で遊べる砂が欲しいとのこと。
普通の砂場にある砂よりまとまりよく、散らかりにくい(それでも
散らかるが・・・)室内遊び用の砂というのが、冬が長く園庭のない
NYでは結構ポピュラーなのですが、そういう類のものが欲しいみたいです。

若くてきれいな担任からは父兄に

”今、いちばん私たちが欲しいものは砂!
まだどのクラスにもないので、もし寄付して下さる
方がいたら We can be the 1st Sand Class!"

みたいな熱烈なPRがあって、なんとその数日後には本当に
教室に砂場が出現しておりました。

さすがの行動力!

その他にも先生の欲しいものリストには


木の枝

貝殻
ボタン
ペットボトルのキャップ
要らなくなった布
鳥の巣…
って、えーっ?!

もう何でもアリって感じで
こんなもん何に使うのかな、、、
って思ってたけどすぐに答えはわかりました。

(答え)↓こんな風に使うみたい。





先生は、物品だけでなく親に
”こんなことして欲しい”って具体的なアクションをリクエストすることもあります。

例えば、今月は”布”について学習しているので、仕事で制服やコスチュームを着る人が

いれば持ってきてクラスで説明して欲しい、みたいなお願いだったり、
またある時は、今月は”パン”について学んでいます。パン作りをするにあたって
子供たちがスーパーに材料を買いに行くが、担任と一緒に引率をお願い出来る方いますか?だったりとか。

とにかくよく親にお願いする!


でも、こんなかたちのボランティアなら
授業参観よりよっぽど

リアルな子供たちが見られて面白いし、子供たちもママやパパが自分たちと
一緒に何かをしてくれるというのはきっと嬉しいことでしょう。

行事の時だけでなく普段のクラス運営にも親の関与度合いが
高いなという印象です。

クラス委員だから、とか当番だから、っていうんじゃなくて、
安売りでペーパータオルたくさん買ったから持ってくるね、
みたいな気軽さ。

親たちも、ことあるごとに担任に
”今、必要なものある?”とか声をかけてるのを見ると、
こういうのすごくいいなぁって思う。

自分たちの子供の学び場だから親も一緒になって作っていく

考えてみたらすごく自然なことなのかもしれません。

まだまだとても勇気ないけど、娘が小学校終わるまでには
一度くらいクラスペアレント(役員)に手を挙げてみようかな