コツコツ準備を進めてきたPre-K
(公立幼稚園/Pre-Kindergartenの略)の入学準備ですが、
その後、無事に市からオファーが届きました。
しかしながら第4希望。微妙、、、、
”Pre-K Center"?
聞いたことない・・・・
いくら公立は授業料がかからないとはいえ、
教育の質が悪ければ行かせる意味がありません。
とはいえ、高額な私立幼稚園の現状を考えると
ぜひともうちは公立に通わせたい。
公立幼稚園Pre-Kはこれまで席数に限りがあり
ほんの一握りの子供のためだけのものでしたが、
今年はそれが飛躍的に改善されニューヨーク市の変革は
全米中で大変な話題となりました。
市は昨年から2ヶ年計画で”Pre-K for All" ( 全ての4歳児にPre-Kを)
というスローガンを掲げ政策を推し進め、2年目の今年は既存の
小学校に席だけ増やしてもまだ補いきれない分を新たな受け皿を
作ることで待機児童の解消に成功。
その受け皿のひとつが娘が通うことになった”Pre-K Center"です。
これがなかなかすごくて娘の通うところは2年前に出来た
新しい小学校の空き教室を利用して、ワンフロア丸々だだーっと
間借りする形で10クラス180人分の席を用意。
この規模のPre-K Centerが市内に6校新設されました。
校舎をシェアするという柔らかい発想!
マンハッタンの学校ではよくあることで驚くことではないのですが、
とても新鮮に感じます。
もうひとつ要の施策として私立幼稚園の中に授業料を一部
または全額免除する大胆なプログラムも用意しました。
かたや数百万、かたや無料・・・
やっぱりすごく不公平な気がしますが、
実現にむけてあらゆる手を尽くす。
問題が解決するなら
多少の不便や不公平には目を瞑る・・・
アメリカという国の寛容性を感じるのはこんな時です。
最終的に、受け入れ先は昨年より400ヶ所増え1,850ヶ所に。
先生たちにも1人あたり$3,000前後のボーナスを付与して
確保に取り組むなど、絵に描いた餅にしないための具体策を
次々に打ち出しました。
結果、約7万人、昨年比3割増、2年前の3倍の数の4歳児が
めでたく幼稚園に通えるようになり、我が家の娘もその恩恵に
あやかることが出来たというわけです。
そんな歴史的な年の当事者となった娘のPre-K Centerでの新しい
学校生活がいよいよ始まりました。(続く)
Back to School NYC デブラシオ市長が登場する こちらの動画もなかなか素敵です。 |
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